進撃の巨人 第1期 1話-5話 感想 レビュー

第1話 二千年後の君へ ~シガンシナ陥落①~ 2013.04.07放送 ⭐⭐⭐⭐⭐

 諌山創(いさやまはじめ)による別冊少年マガジンで2009年から連載された漫画。周りを50mを超える壁に囲まれた町・シガンシナ地区。そこに住む少年エレン・イェーガー(梶裕貴)は、いつか壁の外の世界へ行くことを夢見ていた。そんな日常が、突然の超大型巨人の襲来によって一変する。
 印象に残ったシーンは調査兵団のキース・シャーディスが死んだ団員の母親へいうセリフです。「今回の調査で我々は今回も、なんの成果も得られませんでした!私が無能なばかりにただいたずらに兵士を死なせ、ヤツらの正体を!突き止めることができませんでした!

 人間にとって巨人は圧倒的強者であることがこの言葉で分かります。この発言をしたキース・シャーディス(最上嗣生つぐお)は後に教官となります。外見が変わっているので気づいた人は少数派だと思います。

第2話 その日 ~シガンシナ陥落②~ 2013.04.07放送 ⭐⭐⭐☆☆

 突然の巨人襲来。なすすべもなく内地に避難するエレン達。自分たちの無力さを痛感します。進撃の巨人の壁の順番は外側から「ウォールマリア」「ウォールローゼ」「ウォールシーナ」の順番。一番外側のシガンシナ区が今回陥落しました。ミカサ(石川由依)の「私たちは巨人から逃げるのも街から逃げるのも何一つ自分でやっていない、今日食べる物さえ助けてもらったそんな力のない人間があの巨人を一匹だって倒せるわけない。大切なのは生き延びること」が印象に残った。ここから訓練兵時代のエピソードへ移っていきます。貪り=目先の欲に溺れて、本当に大切なものを見失うこと。

第3話 絶望の中で鈍く光る ―人類の再起①― 2013.04.20放送 ⭐⭐⭐⭐⭐

訓練兵団に入団したエレン、ミカサ、アルミン・アルレルト(井上 麻里奈)。巨人への対抗手段「立体起動術」を体得するために、姿勢制御訓練に挑むがエレンは上手くいかず何度も失敗してします。第104期兵団のメンバーが続々と登場する見所の多い回です。「通過儀礼=これまでの自分を否定」「すでに通過儀礼を終えた者には必要ない。おそらく2年前の地獄を見てきた者たちだ、面構えが違う」や「ふかした芋です」のサシャ・ブラウス(小林ゆう)の名言も登場笑

第4話 解散式の夜 2013.04.28放送 ⭐⭐⭐⭐⭐

 訓練から早3年。エレン達の卒団の時期が来る。他ならない努力を重ねてきたエレン。上位10名は内地での暮らしを得る憲兵団に志願できるが、巨人に対抗できる強者がその権利を得ることができるこの矛盾に葛藤を覚える。強いエレンの目的意識が見えます。流石主人公。時折感情任せに生きていたエレンからの成長がテンポよく描かれます。「駐屯兵団」「調査兵団」「憲兵団」3つのカテゴリーからどれを選ぶのかが人格を表しているようですね。「人類の反撃はこれからだ」からの一連の展開はシーズン1屈指の名シーンです。サシャとコニー・スプリンガー(下野紘しものひろ)のコンビも微笑ましいですね。

第5話 初陣 2013.05.04放送 ⭐⭐⭐⭐☆

 突然現れて突然消えた超大型巨人。考える暇もなく空いた穴から巨人が続々と侵入。エレン達は打倒巨人へ初陣に挑む。トロスト区での戦いが始まる。ここでは巨人の生態の紹介がありました。うなじが急所、目的は捕食ではなく殺戮?奇行種の存在、知性がある?など。謎が謎を呼ぶ展開で不気味でもあります。よりによって今日かよというジャン・キルシュタイン(谷山紀章)の言葉にはひどく同情を誘います。バルト候やドット・ピクシスなど上層部の人間も登場。アルミンの語る話により外の世界の存在の一部が垣間見えます。それにしても訓練兵の訓練は過酷だったのだそうです。ジャンが「実際に死んだ奴もいる」って言っていましたから。終盤の絶望シーンは衝撃的でした。

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