名探偵ピカチュウ のレビュー・感想・評価

レビュー 『ポケモンがバディのミステリ映画!』

 2019年公開のミステリ映画。監督はロブ・レターマンです。2019年、映画館で鑑賞。

 ポケモンの初実写映画化作品。

 ここはポケモンが人間とともに暮らす世界。冒頭ミュウツーのいる研究施設から走り去る自動車が大事故を起こします。

 どこかの田舎で青年のティム(ジャスティス・スミス)は友人からポケモンのパートナーをつくるように勧められ、カラカラにモンスターボールを投げますが返り討ちにあいます。その後、保険査定員としての仕事等、近況の雑談を友人としながら町に戻るとスマホにライムシティの警察署から留守電が何件も入っていることが分かります。

 電話はティムの父親で探偵のハリー・グッドマンが事故死したと知らされるものでした。

 父が住んでいたライムシティに到着したティム。ハリーの同僚だったヨシダ刑事(渡辺謙)から父がティムのことを愛していたという話を聞く。

 父の部屋の鍵をヨシダ刑事から受け取り、父が住んでいたアパートに入るとテレビ局「CNM」の記者ルーシー・スティーヴンス(キャスリン・ニュートン)から取材依頼されますが、断ります。

 部屋に入ったティムは怪しげな試験管を拾い、中を開けると紫色のガスが噴出。危険を感じたティムはすぐに閉めます。

 父の遺品や昔の自分の部屋を眺めながら思い出を振り返っていたティム。何やら父親とは不仲だった様子が分かります。

 そんなことをしていると、キッチンの方から物音が聞こえます。部屋に入るとピカチュウ(ライアン・レイノルズ)がいました。

 何とティムはこのピカチュウが喋っている言葉を理解できました。

 互いに驚いている間もなく、先程の紫色のガスを吸い込み狂暴化したエイパムが襲い掛かってきます。

 何とか逃げ切ったティムとピカチュウ。

 バーに入って話を聞くとピカチュウはティムの父親のパートナーポケモンであることが分かります。

 ティムは父は死んだと伝えますがピカチュウは否定。真相を解き明かそうとティムを誘います・・・

 続きは是非本編をご覧ください!上映時間は104分です。

ポケモンのリアルなCGとピカチュウとのかけ合いが面白かった!

 まさかのポケモン実写化作品です。

 難易度がかなり高いと思われるプロジェクトだと思いますが、探偵モノという定番ジャンルを上手に組み合わせることで、ミステリ映画としてまとまった作品だと感じました。

 ひたすら軽口を叩くピカチュウと振り回されるティムのコンビも所々笑わされるシーンがあり面白かったです。

 特に「ブリーフ派?トランクス派?ちなみに俺ははかない派?

 「ああ、アルセウスの母よ」「俺を抱き枕にしてもいいんだぜ?

 など、ギリギリを攻めたピカチュウの軽口は最高でした!

 ピカチュウ以外のポケモンもそれぞれの特徴が出ていて良かったです。バリアードのパントマイムコダックの抜けた所とかですね。終盤のあるポケモンの登場はリアル度が過剰で怖かったです笑

 ライムシティの場面が移る度に、どこかにポケモンが映っていて情報量の多さとポケモンと人間が共に暮らしているリアルさを感じられ、もしあったら行ってみたいなと思う街でした。

 ポケモンやったことある人は是非!ポケモンやったことない人でも、話は分かるのでおすすめです!EDも楽しいです!

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