名探偵コナン 黒鉄の魚影 のレビュー・感想・評価

レビュー 『アクション寄りのコナン映画 娯楽作品として非常に優秀!』

 監督は立川譲(ゆずる)。2023年4月公開の劇場版『名探偵コナン』シリーズの第26作目です。

 この映画は近所のイオンシネマで鑑賞しましたが、公開から何ヵ月か経っていたにも関わらず、劇場内にそこそこお客さんが入っていたのが印象に残っています。流石シリーズ最大のヒット作だけあります。

 映画の内容は、名探偵コナンの主要登場人物(平次とキッドは除く笑)が勢ぞろいで出てくる、まさに”劇場版”にふさわしい内容でした!

 最近のコナン映画は2016年の「純黒の悪夢」以降見てなかったのですが、それでも面白くみれるように配慮された話の構成が素晴らしかったです。これを110分でキッチリまとめているのが巧い!

 脇を彩る魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、しっかり主役として、カッコいいコナンが見れたのが良かったです。

 「俺がぜってえ、連れ戻す」のシーンは特に良かった。

 一方、アクション中心の為、ミステリー要素(誰が犯人か?)を求めている方は物足りなさを感じたのかも…

 アクションが派手なのは良いのですが、あれだけ黒ずくめの組織が大暴れして、何事もなかったかのように続くのは流石に違和感を感じます。ウォッカは蘭や灰原、直美さんに完全に顔を見られているけど大丈夫なの笑

灰原哀にフィーチャー『子供の言葉や行動で人生が変わることもある』

 本作品は灰原哀にフィーチャーされた作品です。

 特に印象に残ったセリフは灰原の「子供の言葉や行動で人生が変わることもある」というセリフ。

 最初、いやあなた中身は大人(確か18歳?)でしょ?とも思いましたが、灰原が少年探偵団(コナンを除く)の関わりの中で経験したことからくる発言なのかと考えると深いです。

 今回はコナンと灰原の関係性に特化していましたが、歩美、元太、特に光彦らの少年探偵団と灰原の関係にも触れた上で、上記のセリフが出されていたら、恐らく劇場で泣いてたかも。

 暫くコナンを見ない間に、随分距離が縮まっているなと感じました。初期のコナン達と一定の距離を置いていたクールな灰原哀も好きなので、変わらない部分もあって欲しいとも思ってしまった笑

2023年発売のBlu-rayがおすすめ!

本作品の迫力のある映像と音響をより楽しむなら『Blu-ray』がおすすめ。2023年11月29日には豪華特典が付いたブルーレイが発売されました!

 ちなみにブルーレイだと、日本語字幕がつけられるので、阿笠博士のだじゃれを聞き逃す心配もありません笑


・ブルーレイのDisc2は、以下の収録内容です!!

  • TVシリーズ特別編集版
    「名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜』
  • TVシリーズ 1080話「灰原を狙うカメラ」
  • 劇場版公開記念特番「最新映画の謎を解け!黒鉄の魚館」
  • 予告編

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