チャーリーとチョコレート工場 のレビュー・感想・評価
レビュー 『子供向けトラウマ映画の傑作!』
1964年のイギリス小説『チャーリーとチョコレート工場の秘密』が原作のミュージカル・ファンタジー映画。2005年公開。2023年12月アマゾンプライムで鑑賞しました。
監督はティム・バートン。
ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の作るチョコレートは世界中で大人気。
ある日、ウォンカは自社で生産されるチョコレートの中に金色のチケット5枚を入れ、それを引き当てた人に工場見学に招待するというキャンペーンをはじめます。
見事引き当てた5人の子供たち。家族思いの優しい少年チャーリー・バケットを除いた4名は性格難ありの少年少女でした。
迎えた工場見学の日、ウィリーウォンカは5人の子供と引率の父兄を招待して夢のような工場見学ツアーがはじまります。
しかし、途中様々なトラブルが生じていって…というストーリー。
みんな大好きチョコレートを描いた映画『チョコが主役』
チョコレート映画といえば『ショコラ』ですが、本作もチョコレートを扱った映画として外せない1本です。
『ショコラ』にもジョニーデップが出演していますが、役柄は全然違います。ジョニーデップの演技力の高さに驚かされます。
この映画に出てくるチョコレートは、オーソドックスな板チョコを除くと、食すと副作用を引き起こすチョコレートなどファンタジー要素があるのが特徴です。でもなぜか見た後にチョコレートが食べたくなりますね!
チョコを粗末に扱う子達には、しっかり罰が下るという展開も痛快です。
トラウマ要素あり。「おしおきシーン」と「ウンパルンパ」
この映画は子どもの時に、テレビで流れていたのを見たのが最初です。
ただ、その時は「お仕置きシーンの怖さ」と「ウンパルンパの不気味さ」で面白さよりも変な映画だなという印象がありました。
本作改めて見ると、「子供達とその親の行動が中々酷い」、「お仕置きシーンは痛快」、「チャーリーは現実離れした心優しき少年」「ウィリーウォンカは思ってたより普通の人間」と色々再発見する点が多かったです。ただお仕置きシーンは改めてみても容赦なかったですね。おしおきといっても、ダンガンロンパ程ではないですが笑
話の内容もシンプルに家族愛を描いていてハッピーな気分になれる良い映画だなと思いました。
テーマ的にも子どもに合った映画ですが、子どもだけではなく是非親にも見せたい映画ですね!
作中の舞台は雪が降りしきる町ですので、何だか冬になったら見たくなる映画でもあります。
2023年発売のBlu-rayがおすすめ!
・本作品はAmazonPrimeでも見れますが、迫力のある映像と音響をより楽しむなら『Blu-ray』がおすすめ。2023年12月6日には豪華特典が付いたブルーレイも発売されました!
・ブルーレイには、以下の映像特典があります!!
- チョコレート・ドリーム
- いろんな顔、いろんな味
- チョコレートのデザイン
- 包装紙の下には…
- スウィート・サウンド
- ウンパ・ルンパになる
- リスの襲撃
- ダール氏のステキな世界
- テスト映像:オーガスタスの歌
- テスト映像:マイクの歌
- ダンスビデオ
- オリジナル劇場予告編