ワイルド・スピード ファイヤーブースト のレビュー・感想・評価
レビュー 『フィナーレに向けて加速していくストーリー!』
ワイルドスピードシリーズの第10作目。製作費は3億ドル超ともいわれるカーアクション大作映画です。
かつてドミニクらのファミリーによって父親の命と金を奪われたブラジルの麻薬王ダンテ・レイエスがドミニクへ復讐を仕掛けるというストーリーです。
シリーズものということで、前9作を見ていないと話が分からないかというと、そんなことはなく、登場人物のセリフを聞いていれば、何となくそれぞれの関係性を察することができるようになっています。何よりアクションで魅せる作品でもあるので「観る」楽しさが詰まっています!
でも、見ておいた方が「あの人物が…!?」みたいなシーンもいくつかあるので、シリーズファンはより楽しめる作品となっています。
印象に残ったアクションシーンは「ローマでの巨大爆弾転がし」シーン。
序盤の15分ぐらいのシーンですが、大作映画らしくローマを舞台に大迫力のカーアクションとバイクチェイスが楽しめます。
やはり、こういう映画は映画館の大スクリーンで見た方が映えます!IMAXシアターで見て大満足でした!
シリーズ屈指の悪役 ダンテ『やるだけじゃ甘い、苦しめるんだ』
本作の敵役ダンテの復讐方針は自分が受けた同じ苦しみをドミニクに与えようとします。
そのためにドミニクの金を奪い、ファミリーの命を狙います。
本作冒頭でドミニク達の容赦ない強盗シーンが描かれますが、確かにこれだけ見るとダンテにも感情移入ができてしまいます笑
ダンテはできるだけ苦しみを与えた上でドミニクを倒そうとしていきます。悪役あるあるですね。
主人公が絶体絶命の状況で、悪役が余裕しゃくしゃくに「いや今やらなくてもいい、できるだけ苦しめてからやるんだ」と言うシーンは今迄何度も見てきました。
本作でファミリーではなくドミニク個人に対する復讐にしてしまうと、今迄の作品で出てきたワイスピファミリーの見せ場が作りにくくなるからしょうがない構成だとは思います。
ジョーカー的悪役!『ジェイソン・モモア』
本作の敵のダンテを演じるのは、「ジェイソン・モモア」。彼のキャラクターはまるでジョーカーです。
ゲーム感覚で狂気あふれる復讐の数々をドミニクファミリーに仕掛けます。
(※ジェイソン・モモアはDC映画のアクアマン役としても有名です。)
凄いキャラ立ちして強いキャラクターなんですが、対するドミニクファミリー(ヴァン・ディーゼル、ジョン・シナ、ジェイソン・ステイサム、ドゥエイン・ジョンソン、ブリー・ラーソン等)も協力なのが流石ワイルドスピードです笑
本作はあと、1作(もしくは2作)で完結とのことですが、
ダンテが更なる強さを見せるのか、それとも新たな敵が出てくるのか注目したいと思います!
続編の出来によって本作の評価も変わると思います。
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- NGシーン集
- ファミリーの面々
- アクション徹底解剖:ルイ・ルテリエ監督による解説
- 究極のマシンを求めて
- 格闘の女神たち
- リオでのレース
- ジェイソン・モモア:ローマでのバイクスタント
- リトルBに魅せられて
- 仲間の復活
- ミュージック・ビデオ[“Toretto” J.バルヴィン / “Angel Pt. 1” コダック・ブラック & NLE・チョッパー (Feat. BTS JIMIN、JVKE & マニー・ロング)]