007 カジノロワイヤル のレビュー・感想・評価
レビュー 『007の魅力が詰まった痛快娯楽大作』
2006年公開。マーティン・キャンベル監督。144分の長編です。
ダニエル・クレイヴがジェームズ・ボンドを演じる007最初の作品です。
冒頭のバルクールを駆使したアクション、空港でのカーチェイス、ポーカー戦、格闘戦など、アクション満載、ボンドのスタイリッシュなアクションが楽しめる作品でした。
64年型アストンマーチンも登場。
敵役のディミトリオス役はマッツ・ミケルセン。ボンドを食う程の存在感でした。
何といっても、ダニエル・クレイヴの表情で魅せる演技。
映画を観る楽しさを久々に思い出しました。ボンドの理解者でもあるMも素晴らしい。
これからの「ボンド作品」が楽しみ!
ボンドの女性の扱いは「若さ」も感じられて、同時にバカバカしさも感じました。
ストーリーは007映画らしく世界中を駆け巡る展開。
その場その場で敵役が変わり1本の映画なのに複数の話が入ったような構成でした。
ポーカーの場面はもっと高度な心理戦を楽しめると思いましたが、意外と根性勝負みたいな感じだったので肩透かし。
でもかなりの長期戦でしたね。
この物語は007としてははじまりの物語のようで、これからのジェームズ・ボンドの成長が見られるのかが楽しみな作品となりました!
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